転籍
きっかけは、派遣契約への切り替え
参画中のプロジェクトで、元請け企業が合併することになり、 契約形態が「派遣契約」に統一されることになりました。
しかし、現在所属している会社は派遣業の許可を持っておらず、 このままでは契約を継続できないという状況でした。
普通であれば、契約終了となってもおかしくないケースです。
それでも私は、クライアント・所属元・移籍先の三者と丁寧に話し合い、 全員が納得できる形で継続できる方法を模索しました。
自分で動き、三者の合意を実現
現場の信頼を得ていたこともあり、クライアント側は「ぜひ継続してほしい」という意向。
そこで、派遣契約が可能な会社(移籍先)と新たに契約し、 現場・移籍先・所属元の三者で調整を重ね、最終的に円満に移籍が実現しました。
形式上は契約社員ですが、実質的にはフリーランスに近い働き方。
社保完備で、報酬水準も維持。非常に恵まれた条件で次のステージに進むことができました。
所属元の「エンジニアファースト」が本物だった
特筆すべきは、所属元の会社の対応です。
この移籍で所属元には金銭的なメリットが一切ありませんでした。
それでも、私のキャリアの意向を尊重し、快く送り出してくださったのです。
社長は「エンジニアファースト」を信念として掲げていましたが、 それが単なるスローガンではないことを、行動で証明してくれました。
自社の利益よりも、人の成長と誠実な対応を優先する姿勢に、深い感銘を受けました。
円満移籍
クライアント、移籍先、所属元。
それぞれの立場や事情がある中で、全員が納得して円満に移籍することが出来ました。
所属元が理解を示してくれたのも、クライアントが評価してくれたのも、 日々の仕事の中で誠実に向き合ってきた結果だと感じています。
技術だけでなく、信頼を積み重ねることの大切さを、改めて実感しました。
今回の経験を通して、人との信頼関係の尊さ、そして理念を行動で示すことの意味を強く感じました。
エンジニアとしてだけでなく、一人の社会人として、誠実さを何より大切にしていきたいと思います。

